三鷹の家

三鷹の家

構造/規模:木造 2階建て  

延床面積:202㎡(61坪)  

Photo_Koichi Torimura

北に広がる小河川と自然公園の緑を、暮らしの中心に取り込んだ木造2階建ての住宅です。

敷地の北側には豊かな自然環境が広がる一方、その他の方向には住宅が立ち並んでいます。そのため計画では、外部に対して一律に開くのではなく、自然公園に向かって大きく開き、周囲の住宅に対しては視線を丁寧に遮る構成としました。

LDKには北側へ大きな開口を設け、室内にいながら公園の緑や空の広がりを感じられる空間としています。一方、南側の和室、浴室、プライベートリビングは、壁で囲われたテラスや専用庭とつながり、外部からの視線を気にせず過ごせる落ち着いた場所としました。

外周に巡らせたコンクリートの塀は、単に閉じるためのものではありません。塀の高さ、庭の地盤高さ、室内床の高さを調整することで、借景として取り込みたい景色は開き、遮りたい視線は抑えています。

北の自然へ開く伸びやかさと、南の庭に守られる安心感。その二つの外部空間を使い分けながら、住宅地の中で豊かな自然と静かに向き合う住まいです。