たまプラーザの家
構造:鉄筋コンクリート造+木造
規模:地下1階 地上2階建て
延床面積:202㎡(61坪)
Photo_Koichi Torimura
坂の途中にある既存造成地に建つ、地下1階・地上2階建ての二世帯住宅です。
敷地は道路より坂上側で約1m、坂下側で約1.9m高い地盤面を持ち、その高さを地域の制約により変えることができませんでした。さらに、軒高さを6.5m以内に抑える必要があり、地下階を持つ二階建てとして成立させるには、建物高さ、平均地盤、駐車スペース、斜線制限、隣地からの離隔など、複数の条件を慎重に整理する必要がありました。
敷地には一定の広さがあるものの、隣地境界からの離隔規制や北側斜線の影響により、建物を周囲いっぱいに広げることはできませんでした。そのため、必要な距離を確保しながら建物の配置と高さを調整し、道路側には2台分の駐車スペースを設けています。大きく張り出した庇、ゲート、擁壁を水平に重ねることで、造成地の高低差を受け止めながら、落ち着きのある構えをつくりました。
1階は庭とつながる水平的な広がりを持たせ、2階は小屋裏を利用して高さ方向の伸びやかさを生み出しています。共用階段には上部から光が落ち、地下の玄関ホールやアプローチも、単なる通過動線ではなく、奥行きのある空間として計画しました。
二世帯それぞれに必要な設備を備えながら、住戸ごとの独立性と適度なつながりを両立させています。各階の雰囲気には統一感を持たせつつ、階ごとに異なる光の入り方や天井高さ、庭との関係をつくることで、単調にならない住まいとしました。
造成地の高さ、厳しい高さ制限、二世帯住宅としての面積配分を丁寧に読み解き、道路、庭、地下、上階を立体的につなげた、重なりのある住宅です。












