共同住宅・賃貸併用住宅の設計

REUGE NOIR|共同住宅・店舗・事務所からなる複合建築

時を経ても、魅力の残る建物を

U建築設計室では、東京・神奈川を中心に、共同住宅、賃貸併用住宅、長屋の設計・監理を行っています。

収益性や建築費などの事業条件を踏まえながら、竣工後、年月を重ねても入居者に選ばれる魅力を持つ建物を目指します。

設備や仕上げの新しさだけに頼るのではなく、住戸構成、光や風の取り入れ方、共用部や外部空間、街との関係まで丁寧に組み立てることで、建物そのものの質を高めます。

オーナー住戸を併設する計画では、賃貸部分の成立とともに、オーナー自身の暮らしやプライバシーまで含めて、一つの建築として考えます。

長く選ばれる理由を、建築そのものにつくる

設備や仕上げは将来更新できますが、建物の構成、住戸の配置や開口、共用部のあり方、街との関係は、完成後に容易に変えられません。

そのため、竣工時の印象だけではなく、10年、20年後にも、住戸構成や共用部、外部空間のつくり方が建物の魅力として残ることを大切にしています。

REUGE NOIR

賃貸住戸23戸、店舗4区画、事務所からなる、鉄筋コンクリート造5階建ての複合共同住宅です。

車通りの多い道路に面する建物を一つの大きな塊として見せないよう、道路側の正面を4つのブロックに分節しました。住戸のバルコニーをブロックの間に組み込み、その奥を吹抜けとすることで、道路からの視線に配慮しながら、各住戸の独立性と光や風の通り道を確保しています。

大小の開口と分節された建物の構成によって、小さな街並みのような表情をつくり、住宅、店舗、事務所という異なる用途を一つの建築としてまとめました。

REUGE NOIRの分節された外観と植栽
REUGE NOIRの光を取り込む共用廊下

設計の工夫で、建物の質を高める

仕上げや設備に加え、配置、住戸の組み合わせ、開口部、共用部、外部空間のつくり方も、建物の質を大きく左右します。

建築費の配分を見極め、費用をかけるべきところと、設計によって解決できるところを整理し、事業条件を踏まえながら、日々の使いやすさと居心地につなげます。

Soleil

賃貸住戸6戸とオーナー住戸からなる、鉄筋コンクリート造3階建ての共同住宅です。

必要な床面積を確保しながら、メゾネット住戸とフラット住戸を二つのブロックに分け、その間を吹抜けのある共用部でつなぎました。住戸の組み合わせと建物の構成を工夫することで、各住戸の独立性を保ちながら、共用部に光や風、視線の抜けを取り込み、単なる通路ではない心地よいアプローチをつくっています。

オーナー住戸はメゾネット部分の上部に配置し、賃貸住戸と適度な距離を保つ構成としました。賃貸部分との動線、視線、音、プライバシーを整理するとともに、オーナー住戸そのものが魅力ある住まいとなることを大切にしています。

どこまで賃貸面積を確保し、オーナー住戸にどの程度の住環境を確保するのか。その配分を設計上の重要な判断と捉え、収益性を前提に、賃貸部分とオーナー住戸の双方が成立する構成としました。

賃貸住戸とオーナー住戸を併設したSoleilの外観
パティオから光を取り込むSoleilの共用部
Soleilのオーナー住戸内部

立地から、賃貸住宅のかたちを考える

賃貸住宅に求められる価値は、駅からの距離、周辺環境、想定する入居者、敷地の広さや形状によって異なります。

一般的な住戸形式をそのまま当てはめるのではなく、その場所でどのような暮らしに価値があるのかを考え、住戸構成や外部空間のつくり方へつなげます。

Leben Reward

駅から少し距離のある住宅地に計画した、木造2階建て、13戸の長屋です。

周辺環境と想定する入居者を検討し、車を使いながら家族がゆったり暮らせる住まいとして、各住戸に駐車スペースと専用庭を設けました。駅近の共同住宅とは異なる、戸建住宅に近い暮らし方を賃貸住宅の価値としています。

各住戸は、1階に庭とつながるLDK、2階に個室と水廻りを配置しました。日常の生活空間を庭へ広げるとともに、大きな小屋裏収納を設け、子育て世帯にも使いやすい住戸としています。

その場所でどのような暮らしが求められるのかを読み取り、住戸の形式、建築費、想定家賃、住環境を一体として検討することで、立地に適した賃貸住宅を計画した事例です。

13戸が連続する長屋 Leben Rewardの外観
専用庭とつながるLeben RewardのLDK

敷地・法規・事業条件から計画を組み立てる

共同住宅・賃貸併用住宅の計画では、用途地域、建ぺい率・容積率、高さ制限、道路条件、採光・避難などの法規制を整理し、まず敷地に建てられる規模を把握します。

一方、住戸の計画は法規だけで決まるものではありません。近隣の賃貸住宅や家賃水準、駅からの距離、周辺環境などを確認し、想定する入居者に応じて、住戸面積、間取り、戸数、駐車・駐輪の構成を検討します。

建物の構造についても、規模や法規制に加え、想定家賃と建築費のバランス、求める性能、耐久性、工期、施工性などを踏まえ、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造を比較します。

敷地に建築できる規模を踏まえながら、住戸構成、構造、建築費、想定家賃、住環境を相互に検討し、事業として成立する計画を組み立てていきます。

ご相談から計画案まで

初回相談では、建設予定地、敷地や既存建物の状況、想定する用途・規模・戸数、オーナー住戸の有無、ご予算、希望時期などを伺います。

具体的な計画案をご希望の場合は、法規制、周辺環境、近隣の賃貸住宅などを確認し、建物の規模、住戸構成、共用部、外部空間、構造の方向性を検討します。計画案作成・プレゼンテーション費用は、計画内容に応じて事前にお見積りします。

共同住宅、賃貸併用住宅、長屋の設計監理料は、建物の規模、構造、計画条件などを確認したうえで、個別にお見積りします。

共同住宅・賃貸併用住宅の計画について

所有されている土地への共同住宅の新築、既存賃貸住宅の建替え、オーナー住戸を含む賃貸併用住宅などについてご相談いただけます。

建設予定地と現在お考えの内容を、分かる範囲でお知らせください。敷地条件や事業上のご希望を伺い、まず確認すべきことを整理します。

初回相談は無料です。